14_電柱の不思議

「あぁ〜ハワイに来たなぁ」と実感する風景、きっと皆さんの中にもあると思うのですが、わたしにとってのそれは、ダイヤモンドヘッドを見ることと、そしてなぜか、木の電柱が並ぶ街並みを見ることでした。

住んでみると、まあまあの頻度で電柱が倒れたので道が通行止めになっている、というフレーズを聞きます。強風や雨の後で。電柱ってそんなに倒れるの?と思うのですが、ハワイの電柱は木製というか木そのものなので倒れやすいのでしょう。倒れた電柱のその後を見ていると、コンクリートのものが運ばれてきたり・・・は、せず。真新しい「木」が設置されるのです。倒れておきながらそこでまた木を!と思っちゃうのですが、ハワイではこれが当たり前。家の前の道でも坂道でも、見渡す限り電柱は木。茶色くなった電柱が並ぶ姿は、ハワイだなぁと思う景色。ハワイならではののどかな雰囲気を演出するのに欠かせません。撮影で街中に出ていると、カメラマンさんが度々言う「電柱(&電線)がじゃま!」というセリフに遭遇することになるのですが。他にも、バス停のベンチに書かれた「ALOHA the BUS」の文字なんかがセットであれば、わたしにとっての「ハワイの景色」の完成という気分です。

 

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