15_ご近所物々交換

初夏の訪れとともに、道端でたわわに実るマンゴーを見かけるように。特にカイムキエリアの庭先にはマンゴーの木が多くあります。赤く色づいてくると、「そろそろ食べごろだな〜」「ひとつくれないかな〜」とヨコシマな気持ちを抱くもの。ちなみに、道路にはみ出しているマンゴーは誰でも取っていい、という決まりになっているのだとか。本当に?と思うのですが、住宅地では結構な装備を持ったマンゴーハンターを見かけます。そんな矢先に、現地の知り合いから「マンゴーいる?」と連絡が。「いります!!」と勢いよくお返事をしたのちに受け取りました。これは食べごろ、これはもう少し時間が経ってからねと、ひとつ一つレクチャーを受けて冷蔵庫で冷やすことしばし。キンキンに冷えたのをむいて食べれば、なんという美味しさ!これがタダで手に入るってどういうこと??ハワイの恵みをダイレクトに食す方法。究極の地産地消だと感じました。

他にも、ご近所さんからもらったからと孫請けした生卵や絶品のお漬物、その時々のomiyageをいただいたり、ココナツの実をくれるという人までいたり。立派なパンの木を持つお向かいさんに、ちょっと欲しいと伝えてみたら、2週に渡って10個ほどいただいてしまうなど。そんなに食べられないよーと早速わたしも孫おすそ分け。この手のやり取りは「惜しみない」という言葉がぴったり。いただいたからには、何かお返ししたいと考えるようになるもので、そういった感覚が徐々に身についてきました。季節ごとの物々交換、ハワイならではの習慣の一部に仲間入りできて本当に嬉しいです。

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