19_郵便事情にやっと慣れたのは 1年後

移住したての頃、封筒ひとつ送り方がわからず、なんだか絶望的な気分になったことを覚えています。いや純粋に知らないだけじゃん、なんでそんなことで落ち込むんだと今なら思うのですが、封筒ひとつ、まともに送れないなんて・・・と思ったんですよね。でも移住したての頃、わからないことのあれこれは、一事が万事、こんな感じでした。すっごい簡単なはずのことが、いちいち、わからない。知人に聞けば教えてくれるはずだけど、なんだか気がひけるくらい日常のあれこれが疑問過ぎました。Googleがなかったら、早々にハワイ暮らしを挫折していたかも。

郵便であれば、ネットの情報に加え、郵便局に行ったり、誰かからの手紙を受け取ったりしながら、やっと、差出人は左上にあって、切手は右側で・・・などのルールが自分の中に入ってきたのは、案外引っ越して1年くらい経った頃だったと思います。習いながら慣れていった感じです。こちらの仕組みで便利だなと思うのは、郵便の出し方。郵便を出したい時は、切手をすでに持っていれば、ポストに投函する他、個人の郵便受けの場合、中に手紙などの出したいものを入れて赤いサインを上げておけば、郵便局の人が回収してくれます。アメリカは左ハンドルの車が基本ですが、郵便局の車は右ハンドル。道路脇にあるポストの前で停まり、郵便を配ったり回収するために、そうなっているそうなんです。それからコンドミニアムなどにあるポストは、鍵がかかっていて、基本的には郵便局員しか投函できません。自分のポストを開ける時も、個別の鍵が必要。郵便屋さんはコンドにやってくると、ガチャンとポストを開けて、一気に投函していくんです。自由に投函できるようにしたら、危ないものを入れていく人がいるとか、郵便が盗まれる、、とかの発想なのでしょうか。安全性的にいいかもですが、誰かにちょっと何かを届けたい時とかにこれ不便だなと思ってしまうところ。ただ、この手紙の出しやすさはやはり便利。日本だとけっこうポストを探したりしますよね。そしてバッグに入れたまま出し忘れることも日常茶飯事だったような。ホテルやコンドミニアム内にもU.S.Mailなどと書かれたポストがあるので日本宛に葉書などを出したい時は、そこに入れてみてください。

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