気がつけば、昭和、平成、令和と三時代を生きている。人生初めてのステーキを沖縄で食べたのが昭和、大学の親友たちと卒業旅行の記念にここハワイでアメリカンステーキを食べたのが平成。そして令和の現在も思い出のステーキハウスは健在で、いまだに大好きな店というのがなんとも感慨深い。しかも、自宅から車で15分のところにあるなんて！地下に降りていくハワイでは珍しいタイプの店は薄暗く、水槽のあるバーカウンターに、ダイニングエリアは昔ながらのブースが特等席。予約のできない店は安くて美味しくて古めかしい、そんなところがほっとするのかいつも行列。まだ昭和の香りがぷんぷんする中で食べるのならプライムリブが断然気分。分厚くカットされた肉に、肉汁をどばっとかけてもらって西洋ワサビで食べるジューシー＆パンチのハーモニー。格式とかおしゃれとか全然ないやつ。ただストレートにお肉が美味しくて体中にほとばしるステーキいただいてます信号に歓喜するディナータイムが噛みしめるほどに幸せ。そろそろ噛みしめる年代に突入してきたから思う、人生も同じですね。だってこの店、私と同級生だもの。