「イルカは疲れた人とそうでない人とを見抜く力がある」と、以前オーストラリアでイルカの調教師から聞いたことがあります。疲れた人には近寄ってきてはくれず、なかなか遊んでくれないそうです。そのことをハワイのイルカの先生に確認をしたところ、やはり「時差ぼけ状態や日本からの仕事の疲れを持ち込んだままの人には、寄ってきてはくれないこともあるかもしれませんね」と、笑いながら答えてくれたのを覚えています。
また、イルカは好奇心が強いので「派手な水着の人に興味を示す」そうです。派手にしたほうがいいのは水着だけではなく、「動きも派手にすると、近寄ってくる確率をさらに高めることができる」とのこと。ということは、時差ぼけも治まった日に蛍光ショッキングピンク、もしくは蛍光グリーン、あるいはパッションオレンジなどの派手な色の水着を身につけて海に飛び込み、イルカがやってくるのを沖で待ちつつ、イルカの背びれを確認したら、海中で派手に大きく手足を動かす・・・。これでイルカ呼び込み作戦は万全ですね？
ちなみにオアフ島でイルカに遭遇できる確率の高い場所として知られているのは、ウエストエリアのポカイ・ベイからヨコハマベイにかけての沖合。このあたりはほとんど雨が降らないことでも知られていて、CM撮影の多くがここウエストエリアで撮影されていいます。雨が降らないということは海が濁りにくく、海が美しいということ。このあたりに多くのイルカがやってくるのは、天敵が少ないというのに加え、晴天率の高さも理由があるのではないかといわれています。
万が一イルカに遭遇できなかったとしても、写真のように人気のほとんどない、まるでどこか無人島のビーチにでもいるかのようなこの場所でゆったり過ごすのも悪くないと思います。