有名なシャカサインには元祖がいた!
ポリネシア・カルチャー・センター Vol.1
ハワイのハンドサインといえばシャカ。親指と小指を立てて手の甲を見せたり、手のひらを見せたり。諸説あって、「ハングルース」と言ったりもする。意味合いもいろいろで、「ありがとう」とか、「のんびりいこうよ」とか、よっしゃ的な気合いでもあったりする。
実はこのサインには生みの親がいて、その方のお名前はハマナ・カリリさんというライエに住んでいた実在の人物。サトウキビ工場での作業中に中3本の指を失い、その後雇い主から汽車の保安要員に配属されて、近隣の子供達に事故にあった手を振って挨拶していたことから世界に知られるハワイのハンドサインが生まれた。現在もポリネシア・カルチャー・センターには銅像があり、園を訪れるゲストたちにその精神を伝えている。何事があろうとも、笑顔を忘れず、不屈の精神は頑ななものではなく、優しさにあふれたアロハであること。そしていつだって誰だってできる「挨拶」は心つなぐもの。そんな大きなハートが今のパンデミックな世の中を支えるのではないかな。現在ハワイのいたるところが一時閉業となっておりますが、また会う日まで待っていてくださいね。