34_ Social Distancing

外出禁止令以降、頻繁に聞くようになったのが、ソーシャル・ディスタンスという言葉、これは、感染を防止するために必要な物理的な距離、具体的には6フィート(1.8m)のことを指しています。この言葉を聞くようになって数日で街に浸透した印象があり、この距離を保つことでお互いの健康を守ろうという意識を感じます。例えばスーパーやファーマーズ・マーケットでレジに並ぶ時も、この距離がわかるラインが引いてあり、ひと目でそのルールを守れるようお店側も工夫をしています。また、一度に10名以上が集まることが禁じられていることからも、入店制限をするお店がある他、ファーマーズ・マーケットでもテント内に一度に入る人数をきちんとカウントして制限しています。このソーシャル・ディスタンスとルールを各自が守るからこそ、スーパーや薬局など必要不可欠なお店が営業を続けることができるのだと感じるようになりました。
また、ハワイにいて感じるのはクプナ(ハワイ語で年配者)を守ろうという意識。自分が保菌しているかもしれない、だから決してそのような人に移さないようにできるだけ自宅にいるし、出かけた際にはきちっと距離も保つ、ルールも守るというスタンスです。マスクをつける習慣など全くなかったハワイでも、スーパーなどでは半数くらいの人がマスクをしています。各所でマスクも売り切れているのでハンドメイドマスクの需要があったり。自分にできることをしよう、という一人ひとりの心意気を感じます。がらんとした観光地を見ることはショックでもありつつ、でも、ハワイ住民の決意を感じる瞬間でもあります。

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