クリスマススイーツ

感謝祭が終わり12月に入った途端、急に涼しくなって、朝晩はブランケットが手放せない。と同時に1年でいちばん忙しいご近所歳時記の頃となる。日本のお歳暮のような感覚でアメリカではお世話になった方々にクリスマスギフトを贈る習慣があるのですが、古いコミュニティーではご近所間をクリスマススイーツが行ったり来たりする。私の住むマノアではその往来が特に頻繁で、私なんてもらってばかりなのに、この時期になると、あの人からのあれが届くかなあ〜とおやつを買うのを控えてスタンバイするほど。ほんとにずうずうしいけれど、やはり手作りのスイーツはどれも美味しくて、待ち遠しい。今年も早々にチョコバナナブレッドを皮切りにクッキーや、バクラヴァなどが続々届きスイーツ充。毎年かわいいティン缶で娘さんがベイクするクッキーミックスを届けてくれるマークさんからは「今年は我が家のパティシエが大学に進学したから、買ったクッキーになってごめんね〜」とウイリアムズソノマのジンジャークッキーが軒先に置かれていた。スイーツ歳時記はご近所さんの年賀状でもあるのです。

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