ハワイ島の常識。
マラサダはスクエア!
ハワイ島にはレナーズと並ぶほど有名なマラサダがある。1969年創業の「テックスドライブイン」が提供するころんと四角いかわいいやつ。密度高めの生地はきつね色に仕上がり、レナーズよりもドーナッツ生地に近く食べ応えがある感じ。ハワイ島民は地元愛も手伝って断然こっちが好きなんだそう。もちろん他島から訪れる人たちも必ず立ち寄る。
私はここでマラサダも食べるけれど、もうひとつ必ず頼むメニューがある。それはサイミン。地球上にある13の気候のうち11があると言われるハワイ島では暑かったり寒かったり、まあとにかく忙しいわけ。なんだかよくわからない体温とテンションでここのダシがきいたサイミンを食べるとほっこり落ち着いてリセットできる。それと10年以上前にずっとファンだった歌手の方と訪れて「これうまいねえ」と言われた思い出に浸れるというヨコシマな理由も手伝っている。食べ方もかっこよかったなあ。
ホノカアというプランテーション時代の雰囲気を残す小さな町にあるドライブイン。その昔は近隣の人たちにとって唯一のレストランでもあった。このかわいい町のことは椎名さんが書いてくれている(「ハワイ移住とホノカア・ボーイ」)ので、ぜひそちらで。