ハワイ好きな方なら、ハワイと日本人の繋がりは移民の歴史と重なるということはご存知だと思います。その日本人移民の足跡が最も多く残され、それらを感じでことができる島は、おそらくハワイ島ではないかと思います。ハワイに渡った当初は農民としてスタートし、その後コツコツとお金を貯めて飲食店、ガソリンスタンド、ゼネラルストアほか様々な事業を興していかれるのですが、その中にはホテルもありました。彼らが建てた100年以上も前のいくつかのホテルは、ほぼ当時の姿のまま今も残り、そして利用することができるのです。

そんなホテルの中で、自分が好きな一つがマナゴホテル。1917年にキンゾーさんとオサメマナゴさん（漢字不明）によって設立され、現在は子孫の方が経営をされています（写真の建物は1927年完成）。ハワイ島コーヒーベルト地帯を通る、サウスコナベルトロードの途中にある100年超えのホテルは、観光客のみならず、ローカルからも人気。開業当時は近くの農園で働く日本人移民が、店の入口で土埃を払ってコーヒーを飲みにやってきていたといい、親子何世代に渡ってのファンも多いといいます。

シンプルで清潔な部屋は1泊81ドル〜（ダブル）。1週間なら486ドル〜。1ヶ月1560ドルとお得な長期割引もあり、ケアラケクア湾を見下ろす静かな部屋で、いつかのんびり滞在してみたいと心から思っているんです。レストランだけの利用も可能で、ポークチョップが名物。ハワイ島へ行ったらぜひ立ち寄ってみてください。