今日、2回目のロックダウンが2週間の延長になりました。ここに訪れたのは1回目と2回目の間、やっと店舗内での飲食が条件付きで解禁され、皆の顔に少しホッとした笑顔が戻ってきた時期でした。このお店に来るのは何年ぶりだろう？実際にはメニューも店名も変わっていて違うお店なのですが、クラシカルな外観と、なによりこのマノアの雨に育まれた深い緑に囲まれた建物は昔のままで、懐かしさで胸がいっぱいになりました。

以前は『WAIOLI TEA ROOM』という名前で、その名の通りヨーロピアンな感じのアフタヌーンティーを楽しむカフェ、というかレストランのようなお店だったのですが、今はもう少しアメリカンな、カジュアルなメニューになっていました。外観はほどんど変わらず、内装は当時の面影を残したまま、少し現代的でクリーンなイメージになった気がします。今年予想もしていなかった出来事で、ハワイでもたくさんのレストランやショップが閉店してしまいました。そんな最中、一度惜しまれながら閉店して、形をちょっと変えて復活したこのお店が、とても愛おしくホッとできる場所だと感じました。今まで書かせていただいた個性的で素敵なお店たちと共に、なんとか生き残って欲しいなとエールを送りつつ、コーヒーと深緑の香りを楽しませていただきました。