「ビールを飲みにハワイに行こう!」
「トリスを飲んでハワイに行こう!」。その昔、ハワイが憧れだった時代の有名な広告コピーですね。トリスはウィスキーですが、多くのハワイの人(特に男性)が好きな酒はビール。日本が「とりあえずビール」だとしたら、ハワイは「ずぅーとビール」。バーでも、自宅のガレージでのBBQでも、ホームパーティでも、BYOするのもほぼビール。美味しいカリフォルニアワインやビーチカクテルもあるのにと思うのですが、常夏なので水代わりにガブガブ飲むのにビールは都合が良いということもあるのかもしれません?
毎日飲むからいつも同じ銘柄では飽きてきます。しかし他の国から輸入したビールでは値段が高くなって、水代わりにガブガブとはいかなくなる。島ごとにたくさんの地ビール(クラフトビール)ブリュワリーが誕生しているのには、きっとそんな事情もあるのに違いないと思っています。
ハワイの地ビールの中、日本人に最も知られているのはハワイ島のKONA BEER。ハワイで最も成功したブリュワリーです。MAUI島最大のブリュワリーはMAUI BREWERY。マウイ島の人々にとっては「マウイブリュワリーのビキニブランドこそナンバー1」。カウアイ島からはKAUAI ISLAND BREWING & GRILL COMPANY。ナパリコーストの港の側にある直営のレストラン&バーは、ローカルと観光客で賑わっています。このほかにも、ハワイには100近い数のブリュワリーが存在。ハワイが再開した際には各島へと祝杯を兼ねてバー&アイランドホッピング。「ビールを飲みにハワイへ行こう!」。冬の長い夜、ほろ酔い気分の中でそんな企みとコピーが浮かんできたのでありました。