22_英語マスターへの道は かなり遠い

海外に住んでいるというと、英語が達者というイメージを持たれがちなのですが、実際のところは、「日常英会話ならできる」といったくらいで引っ越してきました。日本で英会話スクールに通ったり、オンライン英会話レッスンなどを受けたことも。しかし当時、”日常英会話”と思っていたものは、観光地で過ごす際に困らない、買い物や食事で必要な英語ならできるよというもので、実際に住むために必要な手続きに使う言葉と話してくる相手のスピードは大違い! この壁は移住当初のわたしに立ちはだかりました。
その後、1年くらい暮らすことで、住むために必要なベーシックなやりとりはなんとか大丈夫という段階になったものの、いわゆるペラペラの状態には程遠いまま。しっかり学校に通えたりすればいいですが、仕事もありますし、そこまで時間を割くこともできず・・・まずはと、住民向けに開かれているスクール(日本の市民講座のようなもの)の英語コースへと入学してみました。朝、昼、夜のコースがあって月曜から木曜まで1日2時間。4か月半で受講料はナント$30! テキスト代は$50でどういう計算なんだ⁈  と思うほど。ヒアリングと筆記のレベルテストを受けてから9段階+αのクラスが決まるのですが、なんと一番上のαクラスに配属されることに。ひやひやと当日を迎えてみると、たしかに周りにいるのはわたしのような語学力かなと思うような感じでした。夜のコースを選んだので働いている人がほとんど。日本人はやはり多くて、クラスの6割くらいを占めていましたが、韓国、中国、カンボジア、コロンビア・・・と、各国からの移民のみなさんと会話の練習などをするのは楽しかったです、文化の違いなどを知ることもでき。
ただ、1か月半ほどで通うのを止めてしまいました。互いにあまり流暢でなく喋る英語のやり取りが続くことと、発音を矯正してもらう機会がないこと、座学が多くてつまらなく感じてしまったこともあり。喋りを鍛えるためにはどうしたらいいのだ〜と思いながら、次は語学学校へと行くぞと決意しながらの、挫折となりました。

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