13杯目_ハワイで唯一無二の ハワイアンフレッシュロースト

ときどきですが、無性に日本のあのサイフォンで淹れたコーヒーが飲みたくなることがあります。サイフォンは日本では昔から割と一般的なコーヒーの淹れ方で、子供のころ実家にも簡単なのがあった気がします。そのくらい日本ではメジャーなのに、実はハワイの人はサイフォンを見たことがない人のほうが多いくらいなのです。ハワイもコーヒー豆に関しては洗練されてきて、コナやカウ、マウイなど沢山の産地がそれぞれにテイストの違ったハイクオリティな豆を普通に選べる時代になりました。でも淹れ方に関しては、(すみません、私がいつもレギュラーコーヒーしか飲まないのでレギュラーコーヒーについてのみです)ほとんどがコーヒーメーカーで入れるか、たまにフレンチプレスやクレバーコーヒードリッパー(紙のフィルターですが、すぐに落とさず蒸らしてから落とすドリッパー)を見かけるくらいです。
そういうわけでサイフォンで淹れたコーヒーはハワイでは諦めていたのですが、ついに見つけました。それがこのハワイアンフレッシュロースト。オーナーさんが農園まで直接行って選んできた豆はすべてハワイ産のストレートで、さらにローストの方法や淹れ方にまでこだわり抜いたコーヒーショップです。この日淹れていただいたのは、マウイモカという豆で、他のハワイ産のコーヒーと比べると粒が半分もないくらいのサイズの希少なコーヒーでした。ローストからしていただいたのですが、ローストの機械はわざわざ日本から持ってきたという、ハワイはおろかアメリカに1台しかないもので、ハーフパウンド用に少ない量からローストでき、同時に豆についた雑味のある部分を除去してしまうすぐれものです。その豆を大切なサイフォンで丁寧に淹れていただき、これが美味しくないわけはなく、久しぶりにサイフォンならではのスッキリ、だけど香りの立ったコーヒーを堪能しました。

Hawaiian Fresh Raost ハワイアン・フレッシュ・ロースト
333 Ward Ave, Honolulu HI
808-989-7848
月〜土 10:00〜20:00、日 10:00〜17:00
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