モロカイ島のこと

約6年前にはじめてモロカイ島へ。モロカイ島はオアフ島から飛行機で15分弱。とても近い小さな島です。当時、日本人は数人しか住んでおらず、その内のおひとりがたまたま、夫の大学の同級生だったということもあり、モロカイ島への縁を感じて3回ほど訪れました。

モロカイ島の魅力は「時間」。他のハワイの島とは流れている時間が違うと思うのです。モロカイ島に滞在している間はただただ、自然とともにする。朝起きて、放し飼いされたニワトリの卵を焼いて、実っているリリコイを食べ、ヤシの実を自分で割ってココナッツミルクを作り、鶏の声や波の音を聞いて一日を過ごす。そんな過ごし方をモロカイ島で経験しました。

サスティナブルという言葉を発するのは簡単でも、実際に持続し続けることはなかなか覚悟のいることですが、この島では極当たり前のこと。自然、人、動物が共存して循環する生活を持続している、それを大切にしている島だと思うのです。島に滞在すると、人間らしさとか、当たり前の美しさとか、頭のてっぺんから足の先までゆるゆるっと緩んで、心地よい時間の流れが身体に入ってくる、とても神秘的な島でもあります。ピンク色に染まるモロカイ島ならではのサンセットやマウイ島が見える海辺、ふさふさと揺れるやしの木の音。信号のない島なので、永遠走り続けるドライブもなかなか面白いものです。
モロカイ島へ行くときはオアフ島とセットで行くことが多いので、オアフ島のホテルを起点にして大きな荷物は置いて、身軽にして飛行機に乗ります。飛行機は、小型機で少しスリルがありますが、ハワイアン航空やモクレレ航空など便がたくさんあり、アクセスもスムーズ。オアフ島からのショートトリップツアーなどを組んでいる旅行会社もありますので、次のハワイの旅で新たなハワイを見つけに訪れてみてください。

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