38_OHANA

ロックダウン生活が続いているハワイ。戸惑いはありましたが、慣れてくるから不思議です。この状態が始まってから度々感じるのは、ハワイでのSupport Localの精神。とにかく資本の小さなローカルビジネスを助けようという心意気があること。そして、地元の人たちのために病院で働く人や警察官、消防士などエッセンシャルワーカーと呼ばれる人へのサポートが次々に行われていることも、毎日のように耳に入ってきます。どこどこの病院に食事が提供された、クッキーやアイス、ボバティーが差し入れられたという話には、枚挙にいとまがない状態です。
失業率が高いなかでも、可能な範囲でレストランのテイクアウトサービスを利用して地域を助けようとする人。自分のお店だって決して楽ではないだろうに、地域に貢献するオーナーさん。あたたかい思いを持った人がたくさんいて、ローカルを助けたいという想いが伝わってきます。ロックダウンになってすぐ、飲食店を助けるために地元の銀行が支払いの半分を持つ取り組みがスタートしたことも、その行動の速さには驚き、感動しました。今も地元のショッピングセンターが似たような活動をしていたり、商品のピックアップがしやすいように場所を整備していたり。
個人であったり企業であったり、その規模に大小はあれど、今自分にできることは何かとそれぞれが考えて動くハワイの人たち。その取り組みの背景にあるものはオハナの考え方だと思います。ハワイ語で家族という意味を持つOHANA。誰でも家族のように接する、受け入れる。少し前に書いたALOHAの話とも通じるこの二つの考え方を、改めて好きになりました。

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