ギャラリーも再開! ロックダウン中に生まれたクムリポの絵画

ロックダウンが開始されてはや4ヶ月。もうそんなに経ったのかぁ。。ただだらだらと過ごしている自分を本当にしかりたい。久しぶりに化粧をして、私の機内誌連載を担当してくれている女性の旦那様が開催中の絵画の展覧会を見にカカアコのフィッシュケーキへ。ハワイの壁画の第一人者ジーン・シャロウ氏に師事し、1970年代から活躍するシン・タカハシさんの描くカラフルなクムリポの世界。

クムリポとはハワイの古事記ともいわれ、文字をもたないハワイアンがチャントで歌い継いできたもの。この土地に流れる自然の魂を細胞レベルで表現したデザインのような絵画が面白くて力強い。なんとこれ、全てロックダウン中に描いたんだそう。自宅兼アトリエでテーブルに布をかけて絵を描く。「ある程度描いていくと、離れて見たいでしょ。そうするとキッチンの流しに洗い物が残っててぶつかるの。自分でやれば早いんだけど、妻が洗うよーって言うから待ってます。」ロックダウンでリモートワークとなったアートディレクターの奥様との距離の取り方。「アートといえばNYやパリに行く人が多い、でも僕はハワイが良かったんですよ。」芸術とその土地との距離感。タカハシさんの物腰はやわらかく、考えはもっと柔軟。だから今の時代にもぱっと明るい絵を描いて元気を分けてくれる。そしてハワイがいつだってテーマなのが嬉しい。絵画展は8月いっぱいまで。

https://shintakahashi.com

fishcake フィッシュケーキ
307C kamani street honolulu, hawaii 96813
808-800-6251
※営業時間はホームページでご確認ください。
作品はフィッシュケーキのウェブサイトからもご覧になれます。
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